赴くままに

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〜元製薬会社MRが青年海外協力隊でUgandaに行きます〜

黄熱病ワクチン接種(2019.1.9)

アキレス腱の治療の話もひと段落したので、

今日はさらに過去を振り返り(笑)、

黄熱病予防接種について記事を書きたいと思います。

 

 

 

 

黄熱病ワクチンとは

 

黄熱病とは、蚊(主にネッタイシマカ)を媒介にした感染症です。

日本の細菌学者・野口英世によって研究されていました。そして最期は黄熱病にかかって亡くなってしまっています。

同じ蚊による感染症マラリアは予防ワクチンはないのですが、 黄熱病はワクチンがあります。

FORTH(厚労省検疫所)では黄熱病について以下のように書かれています。

 

 

 

 

www.forth.go.jp

 

まず、黄熱病ワクチンは通常のワクチンと違い、

全国で20か所ほどでしか受けることができません。

(基本的に検疫所、数か所それ以外)

 

そして、

生ワクチンのため、4週間以内は他の予防接種を受けることができません。

 

なので、訓練所に入る前に予防接種する必要がありますし

訓練に入る4週間前までには確か受けなくてはいけなかったと思います。

 

黄熱病ワクチンは以前は接種してから10年の期限だったようですが、今は1度接種すると一生期限はついているようです。

 

 

予約がなかなか取れない

 

そんな黄熱病ワクチンですが 、『黄熱に感染する危険のある国』を中心にワクチン接種の指示が出されます。

2019年1次隊に参加していた私は、ワクチン接種の期限が3月末〜4月あたまくらいだったように思います。(4月25日〜訓練開始のため)

 

私が黄熱病ワクチンを受けたのは、2019年1月9日(水)でした。

ちょうど2018年秋から2019年春にかけては、黄熱病ワクチンがこれまでのワクチンから新ワクチン(海外ではメジャー)に切り替わる時期で、

治験薬でのワクチン予防接種のため、ワクチン自体も全国的に品薄な状況でした。

ですので、今はまた状況が変わっているかもしれませんが悪しからずです・・・

 

私は福岡検疫所で接種しました。

予約は、実施日の1か月前の月曜8:30からの開始です。

 

最初、何も知らなかった私は、すんなり受けられるだろうと思っていました。

 

ちょうどこの時期、月・火・木曜日で朝から夕方までアルバイトをしていたので、

休みの水曜に電話しても埋まっていたので、

月曜の昼休みに電話したのですが、これまた埋まっている。

なんど電話をしても、もう埋まってしまっています。笑

 

「あれ??笑」

 

福岡検疫所の電話越しのスタッフの方に、埋まるの早いのか確認したら、

 

「治験薬で品薄の状況もあるし、そうでなくても比較的早く人数に達してしまいます」

 

といわれました。

 

「これはまずい!!!笑。 朝8:30電話をしないといけないな」

と思いました。

 

でもバイトは朝8:40から。

「う〜ん、どうしよう。」

と思い、電話する12月10日(月)にバイトの休みをもらうことにしました。笑

 

結局12月10日(月)の8:30ちょうどに電話しました。

 

ですが、、

 

ツーツーツー・・・・

 

「え、もう通話中!?!?」

 

時間通りに電話してもすで通話中でした。笑

 

ひたすらかけなおして、10分後くらいにようやく電話がつながり、

対応してくれました。

 せっかく繋がった電話ですが、いつ渡航予定か聞かれたときに、

「7月中旬です」

と言うと、

「まだ先なので、早く打たなくてはいけない方もいるのでまた掛け直してください」

と言われ、

(ちょちょちょちょちょちょーーーーっと!!!まずい!!!)

 

「いや青年海外協力隊として渡航するのですが、訓練が4月から始まりその前に接種しないといけないんです。しかも仕事で電話できなくて、休めるのが今日しかないんです。(ここは誇張しました。笑)」

 

と訴えかけ、

 

「ちょっと確認してみます」

 

・・・・・数分後・・・・・

 

「わかりました。大丈夫です。」

 

あぶなっ!!!!笑

 

そんなこんで、2019年1月9日に接種できることが決まりました。

 

地方は受けられる人数少ない

予約も大変だった福岡検疫所ですが、

当日行ってみてわかったことは、一度に10人まで程度のようでした。

 

1週間に10人・・・少ないですよね。笑

 

さらにびっくり。

一応、北九州の門司検疫所でも黄熱病の受付はしていました。

 

・・・ただ、毎月第一火曜の月1回。

 

・・・そして、1回の接種可能人数は3名ほど。

 

 

狭き門です。笑

 

 

いまは状況も変わっているかもしれませんが。

 

 

 

東京検疫所で2週間後に予約可能

 最終的には福岡検疫所で接種した私ですが、

一応何があってもいいように、東京検疫所(丸の内)でも予約していました。

こちらは電話してから予約日まで早くて2週間といわれました!

さすが東京!!!笑

 

 日本検疫衛生協会 | 公益財団法人日本検疫衛生協会 〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目7-20 八重洲口会館3階

 

そのときは必死だったのであまりよく考えていませんでしたが、

この方法はあまりよくないかもしれません。

受けたい人が受けれなくなりますので・・・

 

ちなみに・・・ちゃんとキャンセルの電話はしましたよ!!

 

収入印紙忘れずに!!

 

私は大丈夫だったのですが、同じ日に接種する方で1人忘れている方がおりました。

スタッフの方に最寄りで購入できるところを教えてもらい、購入しておりましたが、

時間によっては最悪受けなくなることもありそうです。

せっかく予約して、受けられないとかこんなに悲しいことはありませんので、

収入印紙

◆ パスポート

◆ 体調管理(37.5℃以上は受けられない)

は忘れずに気をつけてください〜

 

金額も私は治験薬でしたので、3680円でしたが、新ワクチンになった今、

17,680円だそうです。新しくなってすぐなのでしばらく金額も変わらないと思いますが、金額や必要な持ち物については受けられる際にしっかりと確認したほうがいいと思います。

 

まとめ

 黄熱病予防接種対象の方は、早めに対応しておくことお勧めします。

早くて断られる可能性ありますが、事情を丁寧に話して乗りこえましょう。

また、黄熱病ワクチン接種対象でない方も、任国外旅行で対象国に向かう際には、必要になることもあるかもしれません。

予定のある方、行くかもしれない方は、接種することお勧めします!

 

私は早く接種しなくて、母親からさんざん非難を受けました。笑

「だから早く打っておけばよかったのに。」

「バイトを抜けさせてもらって電話すればいいじゃない」、と。

 

どちらもごもっともなのかもしれませんが、

バイトといっても始めたばかりだし、打っておけばよかったけども、

打ってないからいまどうしようか、対応しているし、非難されてもな〜

と思っていました。

 

まぁでも何事も早めに対応されること間違いなしです!! 

ご参考までに!

 

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