自宅での術部セルフケア
抜糸後のセルフケアは大切!
手術をして抜糸して、、、はいっ、終わり!
ならいいのですが、様々な要因により抜糸後の傷口はきれいに治りづらくなります。
良く動かす部位や紫外線の影響、遺伝的要因など・・・
これらにより抜糸後の部位が、ケロイドや肥厚性瘢痕になり得ることも多いとか・・・
足とはいえ、できることなら目立たせたくないな〜と思っていますので、
術後54日目での退院なので比較的抜糸後の状態も落ち着いてそうかと思われがちですが、そうでもありませんでした。
入院中は病院での指導の下ケアをしていますが、退院してからはセルフケアが非常に重要になってきます。
(ちなみに長時間立つ仕事をしている知り合いの方は、足の浮腫み?とともに傷口も開きかかりセルフケアでなんとか持ち越したというのも耳にしました。)
本日は、セルフケアでお世話になった商品たちをご紹介します!
アキレス腱断裂で手術した方だけではなく、
他の手術でも切開して、傷口を目立たせてなくない方へのお役にでも立てればと思います。
セルフケアでお世話になった商品たち
アトレスケア
これには大変お世話になりました。その名はアトレスケアです!
この商品は、透明のフィルムでドレッシング剤に似ていますが、
真ん中に寄せる力を持つ技術が施されれており、傷跡が広がりにくくなります。
またフィルムが透明ののため、抜糸部の状況を把握することができます。
デメリットは比較的はがれやすく、値段が高いこと。(30枚で3000円弱)
はがれやすさに関しては私の貼り方が下手なのかもしれませんが・・・笑
サイズはSサイズ(2.5cm×5㎝)、Mサイズ(5㎝×5cm)とありますが、
私はSサイズ使用してました。手術痕は10㎝あるのでMサイズでもいいのでは?とも思われるかもしれませんが、貼るのに失敗した時などに少しでもリスク減らすためです。
あと後半は少し離れ気味のところにはアトレスケアを使用し、幅が狭まってるところにはこの後紹介するネクストケアと併用して使ったりしました。なんせ高価なので・・笑
アトレスケアHP↓↓
エアウォール
この商品は紫外線ケア対策です!UV-αとUV-βどちらにも効果アリです!
アトレスケアは、傷口の皮膚を寄せてくれていいのですが、
残念ながら紫外線対策が施されておりません。
紫外線は皮膚の色素沈着において天敵です・・・。
その点、このエアウォールは紫外線をほぼカットしてくれます。
『ほぼ』というのは、この商品で皮膚からの紫外線はカットできるのですが、目から吸収される紫外線カットはできません。
その点で、紫外線100%カットというのはできないようです。
エアウォールHP↓↓
【エアウォールUV 公式】貼るだけでずっと続くUVケア - 97%UVカットテープ
ネクスケア
次にご紹介したいのがネクスケアです。
実はアトレスケアは非常にいい商品なのですが、先ほどの書いた通り、
お値段が高いのが難点です。笑
しかもお風呂などで剥がれることもしばしば。そのときのショックは計り知れません。
そんなに頻繁にアトレスケア変えていられない!というときは、
このネクスケアの出番です。安価で使用しやすいです。
ただテープの色が茶色で皮膚の様子が見えないので、比較的術部の状態が安定してから使用することお勧めします!
抜糸後すぐだと皮膚が安定しておらず、粘着質による皮膚への刺激は気になりました。
カッサ
このカッサというものは通常リンパを流したり、身体のコリを改善したりするものに使う物です。
皮膚の癒着防止のためにマッサージをすることをリハビリの先生にもいわれるのですが、力ごなしにマッサージしても皮膚表面よりも奥をマッサージすることになり、皮膚表面の癒着には作用しません。
でも手でマッサージするとどうしても力が入ってしまいました。
どうしたことかと思った私は、このカッサでなでるようにマッサージしていました。
マッサージしているときや、終わってから歩いたりするときに術部がピキピキしたりしていたので少しは効果があったのかもしれません。
医学的にほんとうにいいのかはわかりませんが、私は重宝しました!
なんともいえないもの
アトファイン
アトフィアンHP↓↓
帝王切開の痕などに多く使用される傾向があるようですね。
最初目について、試してみたのですが、粘着力は比較的優しく、肌によさそうな感じだったのですが、その反面アキレス腱のようによく動かす部位では剥がれやすかったです。
ネット情報では1週間もった、などのコメントがあったのですが、
私の場合は1日でお風呂上りにはベロっと剥がれてしまいました。
あまり皮膚が動かない部分では剥がれにくいのかな、と思いました。
後はコスパの面で、Lサイズを半分ぶ切って使用していたので、カットした面からの水の侵入も考えられますが、はがれやすく・肌色の素材で皮膚の状態も見れないので、
私は1回の注文で終わりました。
ヘパリン類似物質油性クリーム
ヘパリン類似物質油性クリームも処方して使っていました。
こちらの効能・効果は下記の通り多岐にわたっています。
効果・効能
皮脂欠乏症、進行性指掌角皮症、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後硬結並びに注射後疼痛)、血栓性静脈炎(痔核を含む)、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頚(乳児期)。
効能・効果にも肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防となってはいますが、
劇的な効果はよくわかりませんでした。笑
気休め程度に塗布していました。
短期的な効果ではなく、長期的な効果を求めるときにいいのかもしれませんね!
いまも一応は塗布しています。
塗布してからきちんと乾燥させてからテープ剤を使用しないと油分でテープ剤が剥がれやすくなるのが注意です。
適度に塗布して、
きちんと乾かしてからテープ剤など貼りましょう!