赴くままに

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〜元製薬会社MRが青年海外協力隊でUgandaに行きます〜

二本松訓練所からの自宅までも道のり

前回は訓練途中でアキレス腱断裂をしてしまったお話しをしました。

 

gucchi0625.hatenablog.com

 

今日は、訓練所から自宅までの帰路についてお話しできたらと思います。

 

訓練所からはタクシーで最寄り駅の二本松駅まで向かい、

二本松駅から郡山までJRで、

郡山から上野駅まで新幹線、

上野駅から有楽町までJR、乗り継いでモノレールで羽田空港に向かいました。

 

移動にはバックパックを背負っていたのですが、

PCを含め、宅急便に詰められないものも多くあり、手荷物10kg ほどでした。

バックパック背負って松葉杖で移動』、ってほんと大変なんですね。

普段はあまり気にしていなかったのですが、街中は階段がびっくりするくらいあるし、できれば避けたいのでエレベーターを利用したいけれどもそこまでが遠いということもしばしば。でも慣れない松葉杖で階段を降りるのは恐怖感があったので少し距離があってもエレベーターを選択することは仕方ありませんでした。ほんとうに気力と体力が必要でした。

 

特に、上野駅構内の移動は人も多いし、移動距離も長いし、荷物も重い。

しいては、二本松は寒かったのでパーカーを着てたのですが、6月中旬の東京は二本松と比べると断然蒸し暑くて、でも手荷物増えるのが嫌で着たままでいたので、荷物の重さと暑さで気持ち悪くなりました。

何度立ち止まったことやら・・・。

 

移動している最中は「あーこの人痛々しい。かわいそうだな」って感じで、みんなジロジロ見てくるんですが、なにも声はかけてもらえず孤独でした。笑

 

モノレールに乗り換えるときにチャージが足りず入場できなかったのですが、

スタッフの方に、

「あちらで入れてきてください。」

といわれるだけで、手伝ってもらえず。。。

 

東京の人、ほんと冷たい!!笑

 って思いました。笑

 

(でも最後の最後で若いスタッフさんが、「お手伝いしましょうか?」と言ってくださり涙が出そうになりました。)

 

まあ最初から、手伝ってくださいって私から言えばよかったんでしょうけど、

強がりの私は言えませんでした。笑

 

 

なんとか空港に到着し、『SPECIAL ASSISTANCE お手伝いが必要なお客様専用カウンター』が目に入ったので一目散に駆け込み(松葉杖で動作はゆっくりですが、気持ちだけ笑)、

事情を説明し、便を早められないか聞きましたが、私が予約した条件では変更できないとのことで、予定どおり19:10発の最終便での出発となりました。

ゆうに4時間以上は空港で待つ感じでしたが、仕方ありません。

足も不自由で身動きも取りづらいので、車いすを借りて、そのままチェックインし、

搭乗ゲート付近にいさせてもらうことになりました。

トイレ以外はずっとそこにいました。

 

搭乗も一番最後にし、飛行機から降りるのも一番最後でした。 

地元の空港に到着したのが21時頃、そこには母親と伯父が迎えに来てくれており、

叔父の車で帰宅しました。 家に着いたのが、22:30頃でした。

 

訓練所を出てから家に着くまで、10時間の旅路でした。

長かった・・・。海外行ける、って思いました。笑

途中車いすでの移動もありましたが、移動は基本的に松葉杖でしたので、

ほんっっっとうに大変でした!!!次の日、筋肉痛になりました・・・

 

もしこの記事を読んでくださる方がいて、

近くで松葉杖を使っていたり、車いすで移動していたり、

はたまた重い荷物を持って大変そうにしている方を見かけたら、

どうか声をかけてあげてください。

もしかしたらその状況が日常ですでに一人で困らずにできる方や、もしくはリハビリやトレーニングのためにあえて自分一人でやっている方からは「大丈夫です!」と断られるかもしれません。でもそんなときは、「せっかく声かけたのに!」と逆ギレはしないでください。笑

その人は大丈夫だから断っているのです。それまでです。

あなたの言動や心遣いをありがたくないとか、迷惑だとか、否定しているわけではないと思います。

 

一方で、辛くても苦しくても恥ずかしかったり、どこかに意地があったり、迷惑かけちゃいけないと思っていたりして、声を上げられない人もいます。「大丈夫ですか?」「手伝いましょうか?」そのひと言できっと心から喜んでくださり、お互いが温かい時間を過ごせることと思います。

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